生まれつき女難の相をもつ男、小山田圭一。
学生時代から発動をはじめたその体質、能力によって彼はこれまでに幾百もの女性との‘イイ思い’をしてきた。
なんと彼と関わった女性はお互いの意志に関わらず偶然のハプニングが重なり、ラッキースケベへと発展してしまうのだ。
しかしそこはあくまでも女難の相。
いい思いをした後には、それに見合うだけの災難にみまわれることもあり、彼はこれまでに多くの友達を失くし、全ての仕事が長続きしなかった。
「……うぐぐぐ……も、もう俺は、1人で生きていく……」
そう決心した矢先にかかってきた、数少ない友人からの電話。
その内容は、その友人の家が経営している漫画喫茶で働いて欲しいというものだった。
1人で生きていく決心をしたというのに客商売などもってのほか。
1度は断るも、結局は根負けして働くこととなってしまった。
しかし就職した漫画喫茶ではいきなり女性店員と組まされ。
妹のように可愛がっていた娘とも再会し。
さらに人気上昇中のアイドルや、多くの女性客まで……!?
「お、おい、話が違うっ……女の子ばっかりじゃないか!?」
フタを開ければ右も左も女性という状況に戸惑いつつも、とにかく(仕事を)ヤれるだけヤってみようと思う圭一。
果たして彼は、無事に仕事を続けることができるだろうか!?
ビルオーナーの娘
●柊 玖留々 (ひいらぎ くるる) CV:安芸河えな
主人公の働く漫画喫茶が入るビル、そのオーナーの娘。
主人公とのはじめての出会いは数年前に漫画喫茶で知り合い、その頃から仲がよい。
しかし、彼女の父親がコワイことを主人公は知っているので、ラッキースケベが発動しないかビクビクして避け気味になっている。
人気上昇中の新人アイドル
●観月 音那 (みつき おとな) CV:唯香
人気上昇中の新人アイドルだが、漫画が好きで、プライベートでヒマを見つけては漫画喫茶に来ている。
あまりメジャーでないうえに漫画の品揃えがいいことを気に入っていて、オフの日にはほぼ1日中ブースの中に入り浸っていることもある。
主人公の能力に巻き込まれることでアイドルであることがバレてしまう。
無口で古株の店員
●涼川 麗 (すずかわ れい) CV:鈴音華月
昔から勤めている古株の店員で、よく入れ替わる店員たちの中では一番勤務時間が長い。
古株だけあって一番仕事はできるが、率先して仕事を見つけるような積極的なタイプではなく、用意された仕事を黙々とこなす。
無口で無愛想、仕事がないときはボーっとしている。
快楽主義者の社長秘書
●静井 麻百合 (しずい まゆり) CV:蕪木徹子
玖留々の父が経営する会社に勤める女性。普段は剛三(玖留々の父)の右腕として彼をサポートする位置にいる。
快楽主義者で、楽しく過ごせればなんでもOK的な考え方。
しかし物事にこだわらないいい加減さの裏で実際は抜け目なく計算高い。
質実剛健といったタイプの剛三とは性格的に水と油だが、逆にまったく違う性格だから上手く行っているらしい。
芸能プロのマネージャー
●霧島 彩 (きりしま あや) CV:杉原茉莉
音那が所属する芸能プロダクションのマネージャー。
性格はキツめで、ズバズバとモノを言うキャリアウーマンなタイプ。
美人だがキツい性格のせいか男にはあまりモテない。
そのせいで欲求不満気味なので、主人公のハプニングに巻き込まれても嬉々としてそれを受けたりする。
Sっ気が強いので一方的な責めセックスなんかが好き。
敵情視察にきた社長令嬢
●御堂 紗弥香 (みどう さやか) CV:春日アン
ライバル店の偵察にやって来た大きな会社の社長令嬢。
その時に主人公の能力に巻き込まれてしまう。
将来を約束された立場なので偉そうであるが
ただ悪い子というわけではないので、偉そうさも天然な感じでちょっとアホっぽい。
性に対してはシャットアウト状態で育てられたために知識も経験も皆無。
主人公のせいでスイッチを入れられて、Hというものに興味津々になってしまったがまだ自分ではそれを認めていない。
主人公
●小山田 圭一 (おやまだ けいいち)
強力な女難の相をもった特異体質で、本人が望む望まないに関わらず接した女性たちと偶然の出来事によって肉体関係を持ってしまう能力を持つ。
最初はそれがラッキーだと思ったりもしたものの、自分で能力の発動をコントロールできないだけに長年にわたって悩まされている。
この能力をどうにかする方法が見つからないので、最近は女性を避け気味。
能力のおかげで女性経験はかなり豊富で、特に年上の相手が多い。
ただしあくまでも能力のおかげなので肉体関係においてのスキルは高いが、自分から口説いたりする場合などのテクニックはそれほど高くない。