主人公には些細な悩みがある。
近頃、「落ちる夢」を見ること。
毎日続くうちに、慢性的な寝不足に陥った主人公は、昼休みを「昼寝の時間」と定め、寝心地のよい場所を求めて学園中を散策する毎日を送っていた。
ある日、はじめて訪れた屋上温室で昼寝をした主人公が目を覚ますと、見知らぬ女の子・熊倉夜明(くまくら・よあけ)が隣に寄り添って眠っていた。
「うわあ!?なんで!?」
「ん…ここ、わたしの、指定席」
彼女は<不登校>の問題児だった。
学園には通学しているのに、教室に顔を出すことはない。
なぜ彼女は教室に現れないのか。
主人公は、毎日の「お昼寝」をともにすることで、彼女の秘密を知っていくことになる。
マイペースな甘えん坊。
●熊倉 夜明(くまくら よあけ) CV:夏和小
2年A組 155cm Eカップ
主人公のクラスメイトで、2年A組の「SSRキャラ」。
教室へは行かずに温室で過ごしている不登校児。(保健室登校ならぬ温室登校)
常にぼんやりしていて、いつも眠たげ。
誰かが面倒を見ていないと行き倒れてしまいそうな危なっかしい不器用さを持つ、天然娘。
特技は「今さっき使った道具を失くす」こと。
「ぎゅーってしてくれないと、眠れない…」
恥ずかしがり屋な隠れオタ。
●花塚 藍果(はなつか あいか) CV:御子柴こより
1年B組 152cm Fカップ
主人公の従妹。
進学先に主人公と同じ学園を選び、主人公の家に下宿するようになる。
隠れオタクでお絵描きが趣味だが、それをリアルで打ち明けられる相手がいない。
クラスでは頼れる優等生的位置づけになってしまい、益々「実はオタクだ」とは言い出しにくく感じている。
「お兄ちゃんが相手なら、お話しできますっ」
からかい上手ないたずらっ子。
●千雪 灯子(ちゆき とうこ) CV:橘まお
2年A組 158cm Dカップ
保健室を仮眠所にする常習犯。
あまり男女の差を意識せず主人公に気軽に接してくる同級生。
飄々としていて下ネタが好き。
主人公を構い、からかって遊ぶのが大好きな、悪友ポジション的女の子。
美術部員。
「ここで一緒に寝ちゃう?」
甘やかし系お姉さん。
●片桐 つばめ(かたぎり つばめ) CV:歩サラ
3年C組 167cm Gカップ
夜明に従い、かいがいしく世話を焼く上級生。
成績優秀、前期生徒会長だった美少女だが、喜んで夜明の世話を焼いている様子。
夜明のみならず、誰かの役に立てること、お世話できることが嬉しくて楽しい。
人を甘やかすのが得意。
「私にお手伝いさせてください♪」
来巣学園のボス。
●船生 紫子(ふにゅう ゆかりこ) CV:鈴田美夜子
2年A組 生徒会長
生真面目でくそまじめで融通のきかない性格の生徒会長。
身長140cmと小柄で本人の気性の荒さの割に威圧感が伴わず、微笑ましい存在になっている。
口は悪いが根は真面目、生真面目、くそまじめで、風紀の乱れを持ち込む姉に手を焼いている。
姉にネコっ可愛がりされているが、不真面目で軽薄な姉を嫌っている。
「『ふにゅ~たん』って呼ぶな! 生徒会長と呼べ!」
保健室のお姉さん先生。
●船生 菜々子(ふにゅう ななこ) CV:叶みゆき
養護教諭 美術部OG
おおざっぱで適当。だが、気さくで話しやすい保健室の先生。
サボりにも寛容で、主人公は度々世話になっている。
元OGで美術部員だったことから、今も頻繁に美術室に出入りする。
在学中から美術室に隣接する美術資料室に趣味嗜好の本を寄贈していて、今やエロ本図書館と化している。
「これはね、猥褻ではないの。エロスなの」
小鳥谷家の小さいお母さん。
●小鳥谷 凛空(こずや りく) CV:立花沙羅
1年B組 主人公の妹
しっかり者で面倒見のよい出来た妹。
子供がしっかり育つことと反比例するようにぐうたら化が進んだ母に変わり、小鳥谷家の家事を率先して担う。
その姿は「小さいお母さん」。
何かがあるとすぐに家族会議を開催、主に兄の生活態度を議題に上げる。
藍果とは幼い頃から姉妹のように仲良し。
「兄さん。起きてください。朝です」
安眠を求める寝坊助。
●小鳥谷 航平(こずや こうへい)
2年A組 主人公
最近不眠気味で昼休みを昼寝にあてている。平和主義でのんびり屋、「なんとかなる」精神でのらりくらりと生きていた。
自分のことを欲のない人間だと思っていたが、最近になって睡眠欲を実感。
安眠のためならどんなことでも犠牲にしてやる――という意欲を持ち始めた。
そのため授業中にも居眠りがやめられず、問題児化が進んでいる。
「やばい。また寝過した…」
添いカノ ~ぎゅっと抱きしめて~
Soi Kano ~Gyutto Dakishimete~